公的年金

年金ネットのログイン方法を社労士が解説!アクセスキーの取得方法、利用するメリ・デメを紹介

老後破綻などが話題となり、将来、公的年金はいくらもらえるのか気になっている人も多いでしょう。そんな時、自宅で簡単に年金見込額を確認できるのが「ねんきんネット」です。

今回の記事では、ねんきんネットを使ってできることや登録方法などについて解説します。老後の資金準備は早期スタートが効果的であるため、まずは年金ネットに登録して公的年金の見込額を確認しましょう。

この記事のポイント

  • ねんきんネットを利用するには登録が必要
  • ねんきんネットは年金記録の確認や将来の年金見込額の試算ができる
  • 24時間いつでも自分の年金情報を確認できるため、便利で時間の節約になる
  • 一部だが、年金に関する各種届書も作成できる
  • マイナンバーカードを使ったねんきんネット登録が簡単だが、できない場合は「アクセスキー」を取得して登録しよう

1.ねんきんネットを使ってできること

「ねんきんネット」とは、インターネットを通じて自分の年金情報を手軽に確認できる、日本年金機構の公式サービスです。 ▶ログインURL:https://www.nenkin.go.jp/n_net/

年金記録の確認や年金見込額を照会する場合、これまでは平日に年金事務所に行く必要がありました。しかし、ねんきんネットを利用すれば24時間いつでも自宅で簡単に年金情報を確認できます。

もちろんスマホからもアクセスできます。(ねんきんネットの公式アプリはまだありません。)

ねんきんネットを使ってできることは主に次の4つです。

1-1.自分の年金記録の確認ができる

ねんきんネットを使うと、あなたのこれまでの年金記録がすべて確認できます。

年金記録の主な内容

  • 加入制度(国民年金、厚生年金、未加入 など)
  • 厚生年金に加入していた場合は勤務先
  • 年金保険料の納付額(累計納付額、平成26年度以降の毎年の納付額) など

年金記録の誤りが判明した場合は、年金事務所に行って年金記録を訂正してもらいましょう。

ココに注意

転職の多い人や海外で暮らしていた人などは、加入記録が漏れているケースがあるため要確認です。

1-2.将来の年金見込額の試算ができる

ねんきんネットでは、将来の年金見込額を確認したり、条件を設定して様々な試算もできます。

「かんたん試算」という機能を使えば、現在の年金加入が60歳まで継続すると仮定して、将来の年金見込額がでます。

また、次の条件を変えて年金見込額を試算することも可能です。

  • 職業(国民年金↔厚生年金 など)
  • 厚生年金加入者の月収や賞与の金額
  • 年金受給の開始年齢 など

ココがポイント

原則65歳の年金開始年齢は、60歳から70歳(令和4年4月から75歳)まで任意に変更できます。また、65歳より早く受給する「繰上げ」、遅く受給する「繰下げ」をしたときの試算も可能です。

1-3.「電子版ねんきん定期便」の閲覧ができる

「ねんきん定期便」とは日本年金機構から年1回送付されるハガキのことで、年金記録や将来の年金見込額などが記載されています。目立たない見開きはがきであるため、見ないで捨てる人や失くした人も多いようです。

ねんきんネットでは、ねんきん定期便のPDF版の閲覧も可能です。

これを「電子版ねんきん定期便」といい、ねんきん定期便(ハガキ)の郵送を停止して、ねんきんネット内での閲覧のみ(電子版、ペーパーレス)に切り替えることも可能です。

ココがポイント

ねんきんネットなら、ねんきん定期便の内容をパソコンやスマホで見られます。また、電子版なら保存や管理が簡単な上、郵送よりも1~2か月程度早く内容を確認できます。

1-4.年金に関する各種届書の作成や、再交付申請ができる

ねんきんネットでは、上記以外にも年金に関する各種通知書の確認や再交付申請ができます。

年末調整や確定申告に必要な「社会保険料控除証明書」や「源泉徴収票」の再交付申請も可能です。

そのほかにも、日本年金機構へ提出する各種届書をねんきんネットで作成できます

※電子申請ではありませんので、作成して印刷の上、年金事務所へ郵送する必要があります。

なお、住所変更の届書はねんきんネットでは作成できません。

自営業の人は市役所や年金事務所、会社員は勤務先で住所変更手続きをしましょう。

ねんきんネットで再発行申請や作成可能な届出書 一覧

再交付申請が可能な書類

・社会保険料(国民年金保険料)控除証明書

・公的年金等の源泉徴収票

・年金額改定通知書

・年金振込通知書

・支給額変更通知書

国民年金保険料に関する手続き

国民年金保険料学生納付特例申請書

国民年金保険料免除・納付猶予申請書

国民年金保険料追納申込書

国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書

年金を請求・受給している方の手続き

年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)

年金加入期間確認請求書(共済組合に年金を請求するとき)

年金証書・改定通知書・振込通知書再交付申請書

源泉徴収票・準確定申告用源泉徴収票交付(再交付)申請書

年金受給者がが死亡したときの手続き

源泉徴収票・準確定申告用源泉徴収票交付(再交付)申請書

国民年金・厚生年金・船員保険・共済年金・年金生活者支援給付金

未支給年金・未支払給付金請求書および受給権者死亡届(報告書)

2.ねんきんネットを利用するメリット

次に、ねんきんネットを利用するメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずは、メリットからです。

2-1.いつでも簡単に年金記録の確認などができる

1つ目のメリットは、いつでも簡単に年金記録の確認などができることです。年金事務所で年金見込額を照会するには、平日に仕事を休まなければならないこともあります。

ねんきんネットなら、インターネットさえ繋がっていれば24時間いつでも自分の年金情報を確認できるため、とても便利で時間の節約になります。

2-2.年金記録を詳しく確認できる

2つ目のメリットは、年金記録を詳しく確認できることです。

ねんきん定期便の年金記録は、加入月数や支払った年金保険料の総額、直近の保険料納付状況などで、詳細はわかりません。

ココがポイント

しかし、ねんきんネットなら加入していた年金制度や国民年金保険料の支払状況、厚生年金の標準報酬月額(※)などを、月単位で確認できます。

※月収を1等級(8万8千円)から32等級(65万円)までの32等級に区分し該当する金額。標準報酬月額を基に毎月の厚生年金保険料や将来の老齢厚生年金額が決まります。

2-3.年金見込額を試算できる

3つ目のメリットは、様々な条件を設定して年金見込額を試算できることです。

ねんきん定期便の年金見込額は現在の年金加入が60歳まで継続すると仮定して算出されるため、個々人の状況に応じた試算はできません。

ココがポイント

ねんきんネットでは、今後の働き方に応じた年金見込額を試算したり、年金受給開始年齢を変更したときの繰上げ試算や繰り下げ試算も可能です。

3.ねんきんネットを利用するデメリット

次は、デメリットについて説明します。主なデメリットは次の3つです。

3-1.ねんきんネットへの登録が面倒

ねんきんネットが普及しない原因の1つは、ねんきんネットへの登録が面倒なことです。パソコンやスマホ操作に慣れてない人にとっては、1番のデメリットかもしれません。

登録方法は後述しますが、個人情報を守るために登録時のセキュリティは強化されています。そのため、登録には多少の手間がかかるのです。

しかし、一度登録するとあとの操作はとても簡単で、年金受給開始後の公的年金管理も楽になります。

また、ログイン後のページのユーザービリティもまだまだ改善の余地がありそうです。

ログイン後は、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックすると、再ログインが必要になっていしまいますので、注意が必要です。

3-2.年金記録の訂正はできない

2つ目のデメリットは、年金記録の誤りが判明してもねんきんネットでは記録の訂正ができないことです。

年金記録が漏れているともらえる年金額は減ってしまうため、年金事務所に行って年金記録の訂正が必要です。

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3-3.年金見込額の試算には限界がある

3つ目のデメリットは、ねんきんネットによる年金見込額の試算には限界があることです。

次の年金見込額の試算は、年金事務所では可能ですがねんきんネットではできません。

ねんきんネットで対応不可の試算

  • 60歳以降に国民年金に任意加入(※)した場合の年金見込額
  • 報酬の多い人の老齢年金の支給停止額(在職老齢年金)(※)
  • 一定条件を満たした人の加給年金額や振替加算額(※) など

詳細な条件を設定して年金見込額を試算したい場合は、年金事務所に相談しましょう。(ただし、50歳未満の人はこれまで支払った年金保険料を基にした年金見込額しか試算できません。)

※「任意加入」「在職老齢年金」「加給年金額・振替加算額」の詳細は、下記リンクを参照ください。

参考:日本年金機構「任意加入制度」

参考:日本年金機構「65歳以後の在職老齢年金の計算方法」

参考:日本年金機構「加給年金額と振替加算」

4.ねんきんネットの登録方法

それでは、ねんきんネットの登録方法を見ていきましょう。登録方法は次の2つです。

4-1.マイナンバーカードを使った登録

マイナンバーカードを持っていてマイナポータルにログインできれば、パソコンでもスマホでも簡単にねんきんネットに登録できます。

手順は次の通りです。

  • マイナポータルの「もっとつながる」画面で「ねんきんネット(日本年金機構)」の「つなぐ」ボタンをクリック
  • 「ねんきんネット」の利用規約等に同意するとねんきんネットとの連携手続が開始
  • 連携手続が完了すると「もっとつながる」画面の「ねんきんネット(日本年金機構)」という表示をクリック
  • メールアドレスを登録
  • 完了

なお、マイナンバーカードを使った登録ができるのは平日8時から23時までです。

一度登録をすれば、次回以降は24時間いつでもねんきんネットを利用できます。

マイナポータルを利用するには、ICカードリーダライタ(パソコンのみ)またはマイナポータルアプリのスマホへのダウンロードが必要です。

参考:日本年金機構「マイナポータルからのログイン方法」

参考:マイナポータル「利用者登録の手順のご案内」

4-2.「アクセスキー」を使った登録

マイナンバーカードがない人やマイナポータルのログイン方法がわからない人は、次の手順でねんきんネットに登録します。

まずは「アクセスキー」を取得

「アクセスキー」とは日本年金機構が発行する17桁の番号で、後述する「ユーザーID」の発行申請に必要です。

アクセスキーはねんきん定期便に記載されていますが、有効期限はねんきん定期便の到着後3か月で切れてしまいます。

ねんきん定期便のアクセスキーが使えない場合は、下記リンクよりアクセスキーの発行申請します。「マイナンバーカードをお持ちでない方」の「アクセスキーなし」をクリックして、利用規約に同意後、基礎年金番号などを入力して申請します。

参考:日本年金機構「ねんきんネットの利用を始める」

「ユーザーID」の発行申請

次は、「ユーザーID」の発行申請です。ねんきんネットに登録し次回以降にログインする場合、ユーザーIDとパスワードが必要です。

申請方法は、前述のリンク「ねんきんネットの利用を始める」で「マイナンバーカードをお持ちでない方」の「アクセスキーあり」をクリックし、利用規約に同意後、アクセスキーやパスワードなどを入力します。

ユーザーIDは、申請後5営業日くらいに、以下の「ユーザIDのお知らせ」というハガキで通知されます。

▶ユーザーIDのお知らせのハガキ 実物

ユーザーIDが発行されれば登録完了

ユーザーIDが発行されれば、ねんきんネットへの登録は完了です。

ねんきんネットのログイン画面にユーザーIDとパスワードを入力すれば、ねんきんネットを利用できます。

スマホを利用する場合、次のリンクからスマホ専用サイトに入ることができます。

参考:日本年金機構「スマートフォン版 ねんきんネット」

是非、ねんきんネットに登録して活用してみてください!

保険の見直しは専門家に相談しよう!

保険相談 利用のポイント

  • 加入中の保険証券やねんきん定期便等を持参し、具体的で実のある相談にしましょう。
  • セカンドオピニオン的に、できるだけ複数社で相談するようにしましょう。
  • できるだけ面談当日に契約せず、持ち帰って家族にも相談してみましょう。

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