投資ビギナーが失敗しないための投資ルール6か条

投資・資産運用
スポンサーリンク

これから株式投資を始めようと考えている方、最近投資を始めた方。

チャートを見て、投資ビギナー本を読んで、儲けようと力が入っているかもしれません。

そういう人こそ肩の力を抜いて意識しなくてはならない事があります。

本文では投資ビギナーが悪循環に陥らない取り組み方の6か条として整理しました。投資ライフの良いスタートに繋げましょう。

スポンサーリンク

1.テクニカル分析より大切なこと

投資本や投資サイトを見て勉強すればするほど株式投資はテクニカル分析があってこそと考える人も少なくありません。

もちろん大切な要素の一つではありますがピンポイントで狙って好成績を収めるビギナーはごく僅かでしょう。

テクニカル分析から浮かび上がった銘柄が初めて耳にした企業であったり自分の生活とは馴染みのない企業になることが多く、データだけで調べた企業に投資するのはナンセンスです。

値動きの大きなベンチャー株を探して一発夢を見るのも決して悪い事ではありませんが投資ビギナーが結果を出すには高いハードルです。

テクニカル分析は引き続き磨きながらも最初はデータ、数字、テクニックにこだわらないことが株式投資をより身近に感じ、楽しみながら投資するコツになります。

2.ビギナーほど身近な銘柄、馴染みの銘柄に投資すべき

普段の生活で自然と関わっている上場企業はたくさんあります。

毎日利用しているスーパーや飲食店、よく購入している生活用品や食品。自宅の中で視界に入ってくる商品の多くは上場企業のアイテムです。

名前も知らないベンチャー企業に覚えたてのテクニカル分析でいきなり投資をするよりは自分が良く使っている商品を製造している企業を詳しく調べてみましょう。

普段使いしているアイテムの新商品が発売されたらすぐに気が付くでしょうし、商品の購入を検討している際に口コミを確認した経験もあると思います。

自身に関わりのある銘柄から株式投資に参加する方が商品を手に取る機会もあればテレビCMを見る機会もあるのでより身近に感じる事ができます。

実はそういう普段からアンテナを立てている事がゆくゆくはテクニカル分析にも有効となってきますし、これまで何も気にする事なく購入していた商品も他社との比較を意識することに繋がります。

3.注目銘柄を絞り込む

生活の中で気になった企業を5銘柄ほどに絞り込んでこれまでに勉強してきたチャートの読み方を駆使しながら注目してみます。

この中からどの銘柄をどのタイミングで買うべきか検討していきます。

注目しているからと言ってすぐに飛びついてはいけません。

銘柄数を絞ってチャートを見ているとそれぞれの銘柄に特徴を見つける事ができることでしょう。

冬に株価を上げている銘柄、株価が乱高下している銘柄、上がり続けている銘柄などそれぞれの特徴を発見できます。

 

注目銘柄を絞り込むことによってビギナーでも買うタイミングがイメージしやすいでしょう。

値動きが読みづらい銘柄は避けておくことが賢明です。

一方、季節によって同じような値動きを毎年繰り返している銘柄であればどのタイミングで拾うべきか見えてきますので慌てずにそのタイミングを見計らいます。

投資ビギナーの多くは限られた投資資金から始めます。数百万円の軍資金を用意できる人はごくわずかです。

一つの銘柄を買ったら買付余力に余裕がなくなるビギナーが大半なので最初に買う銘柄は慎重な検証が必要です。

4.株主優待は心の支え

投資ビギナーだからこそ株主優待は楽しむべきです。

その理由の一つとして前項でも触れたように多くのビギナーは少ない銘柄の保有から始まります。時にはじっと保有し続けなくてはならない事も出てきます。

そんな時に値動きに関係なく優待が手元に届く時期が到来するので投資に参加している実感に繋がります。

また、タイミング悪く長期保有せざるを得ないような株価下落に陥った場合でも株主優待を楽しみに再浮上をじっくり待つ心のゆとりにも繋がります。

投資資金が少なければ少ないほど身動きが取れなくなるケースも視野に入れておかなくてはなりません。その時の心の支えになるのが株主優待です。

5.日々の株価変動に左右されない

株を保有すると日々の値動きが気になるのは自然です。

下がった、上がった、と毎日一喜一憂するのも楽しみの一つかもしれませんが下がり続けて含み損が膨らむと不安にもなり、さらに下がる前に売った方がよいのではないかと損切りが頭をよぎることもあるかも知れません。

しかし、銘柄を絞る際に季節などを加味して良いタイミングで買い付けをしているので日々の小さな値動きに左右されてしまうのはよくありません。

日々の変動は気になるかもしれませんが気にしすぎることなく値上がりが期待できる季節をじっと待ちましょう。

損切りをする事で次に買える買付余力が減ってしまいます。

中長期保有において頻繁な株価チェックはメンタルダメージに繋がることもあるので注意が必要です。

6.売却ルールをつくる

保有銘柄を売却するタイミングは人それぞれです。その中で自分なりのルールを設けておかなくてはなりません。

少しでも多く儲けたいという気持ちは察します。しかし、10万円で買った株が短期間で倍の20万円になることはベンチャー企業なら考えられなくはありませんが一部上場企業では考えづらく、1.5倍の15万円というのもハードルは高いでしょう。

5万円も儲からないの? と感じてしまうかもしれませんが簡単に資金が1.5倍になるようなら誰でも大富豪になっています。

高くても10%、目安は3~5%くらいです。

10%でも10万円投資して「たった1万円?」と感じるかもしれませんし、3%に至っては3,000円なのでお小遣いにもならないかもしれません。

株式の売却の際には金額で見るのではなくパーセントで見る必要があります。3%ではたった3,000円かもしれませんが、同じ銘柄を1,000万円投資している人は30万円の儲けになっています。10%ならば100万円の儲けになっているので投資額の差が大きく出てしまいます。

よって、同じ金額を儲けることを考えることは難しいので自分の投資額に対して何%上がったら売却するかというルールを儲けることが大事です。

少ない額でも利益確定を繰り返し、余裕資金ができたら投資に回す事で買い付け余力を増やしていく事が好循環を生み出します。

投資ビギナーほど肌で感じることから始めよう

いかがでしたか? これから投資を始めようと意気込むばかりに本やサイトからテクニックばかりを吸収しようと努力していた方もいるかもしれません。

投資初心者こそ肌で感じることができる身近な銘柄を意識したり、投資資金が限られる初期だからこそ株主優待を楽しむことが投資に慣れる最短ルートです。

その中でも買い付けや売却のルールを独自に設け、経験を経てルールを微調整していきましょう。高度なテクニックを身につけるのはそれからでも遅くありません。

肩の力を抜いて生活の中に目を向けてみましょう。今まで気づかなかった発見が投資に繋がります。

タイトルとURLをコピーしました