生命保険の更新時に注意すべき点

2017年3月13日

生命保険に入っていると、保険会社から更新手続きの手紙が送付されてくることがありますよね。
「更新のときには保険の見直しを!」というCMもよく目にします。今回は生命保険の更新時に注意すべき点をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

生命保険には更新型と呼ばれるものがあります。
終身保険に保障期間10年や15年の定期保険特約のついたもの(定期付終身保険)で、定期特約部分は10年や15年の期間が過ぎ契約が更新されると保険料が上がっていくという特徴があります。
日本の大手生命保険会社が過去に販売してきた生命保険のほとんどが更新型。この商品は、死亡保障金額のうち、多くの金額が定期保険でカバーされている場合がほとんどです。商品名に「終身」とついているため、「契約当初の死亡保障が一生涯続く」と、誤解されるなどしてトラブルになったケースもありました。

■更新時に注意すべき点:更新時に保険料が上がってしまう可能性もある

更新型の保険は更新時に保険料が上がってしまいます。定期付終身保険では通常、定期特約部分の死亡保障金額が多く、全体に占める定期保険特約部分の保険料の割合も高いです。更新時にはこの定期特約部分の保険料が高くなってしまうので、全体として大きく値上がりしてしまうことになります。

■更新時に注意すべき点:保障を適宜見直しすると、保険料は抑えられる

更新時に保険料が高くなった際には、その保障が本当に必要なものかどうかの検討が必要です。定期特約部分の保障金額を下げることで保険料を抑えることができます。また、終身保険や医療特約部分も合わせて他社の保険に変更すると、よりよい条件の保険に加入できる場合もあります。どうしたらいいのか迷ったら、保険の相談窓口で保険の専門家に話を聞いてみてはいかがでしょうか?

■更新時に注意すべき点:保険の転換はやらない方が無難かも?

保障を見直すといっても「転換」はやらない方が無難です。転換とは今までの契約をいったん解約し、その解約した返戻金を頭金のような形で使って新たな保険に入りなおすというものです。

以前よくあったトラブルとして、予定利率が高い保険に入っている人に転換を勧め、予定利率の低い利率が低いものに入り直してもらう方が保険会社にとって利益になるため、そういう場合に転換を勧めるように指導する、ということがあったようです。これは契約者にとっては不利になることでトラブルになったケースもありました。もし転換を勧められたら、冷静に内容を分析した方がよいでしょう。

■加入時に押さえておきたいポイント

今回は死亡保障だけの保険を例としますが、保険料を抑えられるポイントがあります。

1.更新の必要がない保険を選びましょう
 全期型の保険に加入した場合、月額保険料が一定の保険もあり、途中の更新の煩わしさを軽減できる可能性があります。

2.保障額が徐々に下がっていくものを選びましょう
 例えば、現在生まれたばかりのお子様がいる家庭と、もうお子様が成人される家庭とでは、一家の大黒柱を失った時に必要な保障額は変わってきます。
 お子様が成長するにつれて、必要な保障額は減っていく傾向にあります。そのために、大きな保障が必要な期間は徐々に保障も減っていくのです。
 保険金額もご家庭の状況に合わせて、徐々に減っていくタイプのものを選ぶことでかなり保険料が抑えられるかもしれません。

【まとめ】
更新型の保険に加入すると更新時に保険料が上がります。保障内容が最適かどうかの見直しとともに、他社商品に同条件で有利になるものがないかの検討も必要です。転換を勧められることもありますが、転換は行わない方が無難。更新時期が近付いたら、まずはお近くの保険の相談窓口で相談してみませんか?FP(フィナンシャルプランナー)や、保険の専門家に話を聞くことによって、今よりも選択の幅が広がるかもしれません。

▲このページの上へ